遠い昔、遥か彼方の銀河系で…。

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随分と久しぶりになりましたがブログ書いてみたいと思います。

A long time ago in a galaxy far, far away....

遠い昔、遥か彼方の銀河系で…

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このフレーズを一度は耳にしたことがある人は多いのではないのでしょうか?

今回は世代、性別問わず誰でも少なくともタイトルは知っているであろうかの有名なSF超大作「スターウォーズ」の世界について書いていきたいと思います。

スターウォーズは最近エピソード9が公開され、日本でも「アメトークスターウォーズ大好き芸人や「沼にハマってきいてみた」スターウォーズ特集など様々な特番が放送されたのも記憶に新しいところです。

日向坂46の加藤史帆さんと佐々木久美さんが大のスターウォーズファンであることも坂道ファン(日向坂ファン?)の方はよくご存知かと思います。

 

 

さて、誰もが存在は知っていて、ダース=ベイダーやヨーダR2-D2ら映画内に登場する主要キャラクターの名前もある程度巷における知名度を得ているスターウォーズですが、実際にスターウォーズを1作品も見たことがない人も少なくないと思います。

単発作品ではなくディズニー制作の最新の3部作を除いてもシリーズとしてはエピソード1〜6の6作があり、1作品も150分〜180分と比較的長めの作品であるため、気軽に見始めるには少々ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。

また、1作目の『エピソード4/新たなる希望』の公開は1977年と40年以上前の作品であることからも、世代的には我々今の10代20代の若い世代にとってはどちらかというと馴染みが薄い部分もあるかもしれませんね(笑)

それでも、スターウォーズは2015年公開の『エピソード7/フォースの覚醒』が世界歴代映画興行収入ランキングにおいてあのアベンジャーズアバタータイタニックに次ぐ第4位の数字を記録するなど、世界中の多くの人に深く愛される作品であることに疑う余地はないといえます。

スターウォーズは個人的に全シリーズをすべて鑑賞して初めてその魅力に気付かされる類のものではなく、まずどれか一作を鑑賞してしまえばそこからハマる人は最後まで一気に見てしまい、ハマらない人は一作限りで見るのをやめるというように、どちらかといえばハッキリと好き嫌いが二極化するような作品であるように思います。

だからこそ、一度も見たことがないという人もまずは一作(エピソード4がオススメ、続く場合はそこから公開順のエピソード4→5→6→1→2→3が無難だと思います)を鑑賞してみて欲しいと思っています。

(※DVDやブルーレイをレンタルする、単体でデジタル作品を購入する手もありますが、最もオススメなのはDisney+への加入です。月額770円でスターウォーズ全作品のみならずほとんどのディズニーアニメ・映画が見放題で、1ヶ月間の無料トライアルもあるそうなので是非に)

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前置きが随分と長くなりましたが、これからスターウォーズを見てみようか迷っている人の背中を押すように、スターウォーズシリーズの魅力をザックリと、時にはやや深く掘り下げて少しだけ紹介できればなと思います!

今回は、最新の3部作を除いたエピソード1〜6の大きな一つのストーリーについて書いていきます。

 

 

まず初めに、スターウォーズのエピソード1〜6とは

エピソード1/ファントム・メナス

エピソード2/クローンの攻撃

エピソード3/シスの復讐

エピソード4/新たなる希望

エピソード5/帝国の逆襲

エピソード6/ジェダイの帰還 の6作からなります。

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まずこの6作からなる壮大なスターウォーズ・サーガの大まかなあらすじを詳しいストーリーの描写を極力避けながら書いていきます。

かつて銀河共和国は、平和の守護者たるジェダイの騎士の活躍もあり広大な銀河系において1000年にわたる繁栄を誇っていました。「フォース」とよばれる特殊な見えざる力の使い手であり、ライトセーバーを操り悪を排除することで共和国の秩序と治安を守ってきたジェダイは共和国の民衆からも尊厳に満ちた存在として敬われていました。しかし、フォースにはライトサイド(光明面)とダークサイド(暗黒面)の相反する2つの側面が存在し、ライトサイドに属するジェダイとダークサイドに属する「シス」はかつて長きにわたって対立を続けていましたが、遠い昔の戦いでシスは滅んだものと思われていました。そのシスが秘密裏に再び台頭し少しずつ正体を現し始めたのがエピソード1の頃のことです。当時の共和国は長い間の平和と繁栄から徐々に政治腐敗と衰退に転じ始めた時期でした。その機を逃さずシスは共和国から離脱しようとする勢力を利用して分離主義勢力を結成し、共和国との宇宙戦争、クローン戦争を勃発させます。しかしすべてはシスの陰謀であり、クローン戦争が3年ほど続き双方が疲弊してきた中で、シスはついに正体を現し、とある指令をクローン・トルーパーとよばれる共和国軍兵士に出すことでジェダイは裏切りに遭い、ほとんどのジェダイが命を落とす結果となります。そんな中ライトサイドから暗黒面に寝返りシスの暗黒卿の新たな弟子となったのがアナキン・スカイウォーカーです。アナキン・スカイウォーカーは師匠であるオビワン・ケノービとの戦いに敗れダース・ベイダーと化します。この後ダース・ベイダーは共和国に代わって新しく成立した、シスの暗黒卿を皇帝とする銀河帝国を指揮していくことになるのです。その数十年後、アナキンの元妻であるパドメが死に際に出産した2人の子供、ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナが成長し、銀河帝国の過酷な圧政に対して立ち上がった反乱同盟軍のトップとなって帝国との長い戦いに挑んでいきます。ルークはオビワンから名を変えたベン・ケノービやヨーダについてジェダイの修行を積むこととなります。ルークとレイアは賞金稼ぎのハン・ソロやチューバッカと出会い、彼らとともに数々の帝国軍との戦いを繰り広げます。帝国軍が建造した超巨大な宇宙要塞、デス・スターを2度にわたる攻防戦で破壊し、銀河は再び自由と平和の時代を迎えようとしている…。

ここまでがエピソード6までの内容です。

 

スターウォーズが愛される理由を挙げれば枚挙にいとまがありませんが、ここからはスターウォーズの魅力をいくつかのポイントに分けて紹介していきたいと思います。

 

 

①個性的なキャラクター

何と言っても外せないのがスターウォーズのストーリーを支える個性的で魅力的なキャラクター達です。

C-3POR2-D2

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プロトコル・ドロイド(通訳ドロイド)のC-3POとアストロメク・ドロイド(整備用ドロイド)のR2-D2のデカチビコンビはスターウォーズシリーズの顔ともいえるキャラクターです。この2人はエピソード1〜6においてほぼ唯一といっていいほど全作品にわたって活躍する息の長いコンビです。まさにスターウォーズ世界の生き字引と言っても過言ではないほどですね…!特にR2-D2はアナキン→ルークと主人を変え様々な事件や戦いを類稀な運と生命力で乗り越えていき、それぞれの主と深い絆を生んでいきます。2人ともロボットでありながら人間の如く愛着を湧かせる皆に愛されるキャラクターです。

 

⑵パドメ=アミダラ

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パドメ=アミダラは若くして惑星ナブーの女王を務め、退任後は銀河元老院議員として多くの人々から信頼を置かれる存在になります。パドメは惑星タトゥーインで幼きアナキンと知り合い、やがて成長しジェダイの騎士となったアナキンと恋に落ちアナキンはジェダイの掟を破り隠れてパドメと結婚することになります。後に主人公となるアナキンの2人の子供を出産したことからもスターウォーズの鍵となる人物といえます。特にエピソード2などで見られるように議員らしからぬ度胸や戦闘能力を随所に発揮するところも魅力の一つですね!出産直後に息を引き取る前、最後に発した言葉はのちのストーリーの伏線となりますが、涙なしには見られないシーンです。何よりも、パドメを演じるナタリー・ポートマンが美人すぎることもパドメが絶大な人気を誇る大きな理由です。f:id:tora_Achan:20210104232309j:imagef:id:tora_Achan:20210104232320j:image

 

ハン・ソロ

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ハン・ソロはエピソード4以降に登場する賞金稼ぎです。ソロは相棒のチューバッカとともに惑星タトゥーインのモス・アイズリー宇宙港でルーク達と出会い、そこからレイア姫らの反乱同盟軍と行動を共にすることとなります。ソロは度々法を犯すアウトローぶりと危険を顧みない無鉄砲さを見せる一方で、エピソード4では賞金にしか興味がないと見せかけて最後にルーク達との深い友情を見せるなど頼もしさとカッコ良さをあわせ持つ人気キャラクターです。レイア姫は出会った当初こそ無謀で金にしか頓着がないろくでなしとしてソロを見ていましたが、やがてソロと行動を共にするうちにその魅力に惹かれていくことになります。ソロのキャラクターは多くのファンから愛されスピンオフ映画「ハン・ソロ」の公開に至ったほどです。

 

(4)ダース・モール

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ダース・モールは映画ではエピソード1にしか登場しませんが、それでも強烈なインパクトを残したキャラクターです。モールはシスの暗黒卿ダース・シディアスの弟子であり、両側から光線を発する赤いダブルブレードライトセーバーを操るという大きな特徴があります。その獰猛なルックスと映画の中ではほぼ一言もセリフがなかったことから猟奇的かつミステリアスなキャラクターとして根強い人気があります。モールはクワイ=ガン=ジンというジェダイを倒した後若きオビワンによって倒され果てたと思われていましたが、実は生き残っていたモールがクローンウォーズなどのアニメで再び暴れ回ることになります。

 

(5)ダース・ベイダー

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間違いなくスターウォーズで最も有名なキャラクターといえるのがダース・ベイダーです。片手両脚を切り落とされたアナキンがサイボーグとなったベイダーとしての姿は見る者に恐怖と強烈な印象を与え、銀河帝国の強圧的支配の象徴ともいえる存在となります。特にエピソード1の純真無垢な少年のアナキンが数十年後このような姿になる悲劇に衝撃を覚えたファンも多いと思います。しかしこの冷酷無比なベイダーも最後には善の心を取り戻し、本来のフォースにバランスをもたらす選ばれし者としての姿として最期を迎えることになる波瀾万丈のその人生には哀愁とロマンを感じざるをえないでしょう。

 

この他にもスターウォーズでは、ヨーダやメイス=ウィンドゥ、プロ=クーンにキ=アディ=ムンディらのジェダイ騎士団、そしてグリーバス将軍やドゥークー伯爵ら分離主義勢力のリーダー達、さらにはそれぞれの陣営に従うクローントルーパーやバトルドロイドらの兵士など様々な個性豊かなキャラクターが登場します。スターウォーズのファンはそれぞれが好きなキャラ、いわばスターウォーズ内での推しメンを持っているといえるほどです。

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②スタイリッシュなビークル・宇宙船

2つ目に紹介するのはスターウォーズの映画内で色々な戦いや出来事に登場する宇宙船や戦闘機です。個人的にはクローン戦争で活躍する共和国軍の戦艦や戦闘機がとても好みですね。

 

I 共和国軍宇宙軍

ヴェネター級スターデストロイヤー(リパブリック・アタック・クルーザー)を主力戦艦とする共和国軍宇宙艦隊はARC-170スターファイターやV-19トラントスターファイターなどの艦載機とともに分離主義勢力艦隊と激しい宇宙戦を繰り広げました。

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Ⅱ 共和国軍地上軍

A6ジャガーノート(クローンターボタンク)やリパブリックアタックガンシップ、AT-TEウォーカーなど共和国軍の地上兵器はクローン兵たちが乗り込んで運用しました。地上で戦う兵員への援護射撃の他に兵員輸送や弾薬・食料といった物資の補給などの役割も果たしました。

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Ⅲ 分離主義勢力軍

分離主義勢力の宇宙艦隊はグリーバス将軍の旗艦インビジブル・ハンドなど有名な巨大戦艦を擁し、無数のバルチャー・ドロイドやドロイド・トライファイターなどの無人戦闘機で敵を包囲しました。

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Ⅳ 反乱同盟軍

反乱同盟軍の宇宙軍は小回りが利き機動性に優れるX-ウイングスターファイター、爆撃を得意とし強力な火力を発揮するY-ウイングスターファイターなどの名機を擁することで知られています。ヤヴィンの戦い、エンドアの戦いでは巨大要塞デス・スターの奥深くに侵入し見事に破壊に成功しました。

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ミレニアムファルコン

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ハン・ソロの宇宙船ミレニアムファルコンスターウォーズに登場するビークルの中でも圧倒的な人気を誇る宇宙船です。ガラクタを集めたポンコツのような外観とは裏腹に、数隻の帝国軍スターデストロイヤーを振り切った宇宙最速とも言われるスピードを持つそのギャップに惹かれるファンも多いでしょう。ソロがルークのデス・スター攻撃を助けたヤヴィンの戦いから、ランド・カルリシアンが艇長を務めたエンドアの戦いにも参戦しめざましい活躍を見せました。

 

 

 

③迫力ある戦闘シーン

スターウォーズを語る上でまず何と言っても欠かすことができないのが戦闘シーンですよね。1対1のライトセーバーデュエルであったり、艦隊同士の宇宙戦など様々な戦いが描かれていますがここでは代表的な戦いのシーンを少し挙げてみます。

 

コルサントの戦い

エピソード3冒頭で描かれ、グリーバス将軍率いる分離主義勢力宇宙艦隊が共和国の首都コルサントを奇襲したのち最高議長を拉致し、逃亡を図るのを阻止すべく駆けつけた共和国艦隊との間で一大決戦となったコルサントの戦いでは、無数の戦艦と戦闘機がぶつかり合う史上最大の宇宙戦が繰り広げられました。

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エンドアの戦い

帝国が新しく建造中の第2デス・スターの破壊を目的に集結した反乱同盟軍。シールド発生装置のある惑星エンドアでは帝国軍の防衛部隊との間で激しい地上戦となり、その上空では同盟軍の戦闘機が完成間近のデス・スターを相手に果敢に戦いました。

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第1次ジオノーシスの戦い

惑星ジオノーシスのスタジアムで処刑されようとしていたアナキン、オビワンらの救出に総勢で集結したジェダイ騎士団は数で圧倒するドロイド軍を相手に苦戦、そこにヨーダ率いる新たに結成されたクローン軍団が駆けつけ大きな戦いとなった第1次ジオノーシスの戦い。この戦いはクローン戦争の火蓋をきる戦いとなりました。

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アナキン×オビワン

活火山の惑星ムスタファーで繰り広げられた、ダークサイドに堕ちたアナキン(ダース・ベイダー)とオビワンのライトセーバーによる死闘。信頼しあっていた師弟の直接対決の行方をファンは固唾を呑んで見ることとなりました。

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ヨーダ×ドゥークー伯爵

ジオノーシスにおいてアナキンとオビワンを難なく打ち負かしたドゥークー伯爵とそこに駆けつけたヨーダがフォースとライトセーバー両方でぶつかった対決。かつての師弟対決ともなったこのバトルは拮抗し歴史に残る名勝負となりました。

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アナキン&オビワン×ドゥークー伯爵

かつてドゥークー伯爵に完敗を喫したアナキン、オビワンのリベンジマッチはコルサント上空で戦闘中のグリーバス将軍の船の中で起こりました。怒りと憎しみに身を任せたアナキンがドゥークー伯爵を倒す姿は暗黒面の片鱗を覗かせるシーンとなりました。

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ルーク×ダース・ベイダー

2度にわたって行われた対決は1度目、2度目で勝敗がハッキリと分かれることになりました。1度目のクラウド・シティにおける対決でルークはベイダーから衝撃の事実を聞かせられ、あの有名な名シーンが生まれることとなります。

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④細部までこだわって設定されたストーリー

スターウォーズは壮大な宇宙戦争を描いた映画ということもあり、スターウォーズといえば先ほど挙げたような大迫力の戦闘シーンを真っ先に思い浮かべる人がほとんどかと思います。またストーリーも、特に旧3部作(EP4〜6)などは辺境の惑星で育った青年ルークが日に日に成長し銀河の凶悪帝国を倒す英雄となるシンプルな勧善懲悪のストーリーが多くの人の心を掴んだ部分は大きいと思います。しかし全作品を俯瞰で見ると、そこには単純な善vs悪の構図が描かれているわけではないということがわかります。

たとえば、1つ例に挙げるとすれば新3部作(EP1〜3)で描かれた共和国と分離主義勢力の間に起こったクローン戦争です。この戦争の原因ですが、先ほどのあらすじ紹介でも少し触れましたが、銀河共和国末期の元老院(銀河共和国に属する多くの惑星の代表者が集う議会)には汚職や腐敗が蔓延り、広大な銀河系をまとめる大議会としての姿をすっかり失っていたのです。銀河中の人々は政治家への信頼を失っており、腐り切った共和国の体制を打破すべく起こり始めたのが分離主義運動というわけです。つまり、正義は必ずしも100:0の比で共和国にあったわけではなく、分離主義陣営にも相応の理由があったればこそ起きた戦争だったということです。1000年の繁栄を誇った共和国が衰退してゆく様は、まさにいつどんな時代も変わらぬ盛者必衰の理を表しているといえるのかもしれません。

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↑銀河元老院の議事堂に集まる2000人の議員は誰一人共和国の民衆のことなど気にかけていない、という内容の分離主義運動扇動のポスター

 

エピソード3でついに正体を現すこととなるシスの暗黒卿ダース・シディアスの執念深さと計画性もスターウォーズを語る上で欠かせない要素です。彼はクローン軍団の誕生、クローン戦争開戦、アナキンの寝返りなどの事件のすべてにおいて黒幕として暗躍し、長い時間をかけて練ってきたジェダイ転覆の計画を達成することとなります。表では共和国元老院の最高議長としてリーダーシップを発揮する一方で、裏でシスの暗黒卿として両陣営を自在に操るその二面性は常に驚きを隠せないポイントです。

またシリーズ通しての主人公といえるアナキン・スカイウォーカーの苦悩と葛藤も細かく描かれています。師匠であるオビワンとの確執、愛する人を失うことへの恐れ、ジェダイ評議会に対する不満と怒り…アナキンが暗黒面に寝返る伏線も映画の様々なシーンに散りばめられており、全体として本当に奥が深い作品であるといえるでしょう。

 

 

⑤映画の各所シーンに効果的にはたらくサウンド

スターウォーズは作品そのものも勿論ですが、作品を彩る音楽にも素晴らしいところがあります。作曲を担当したのはインディ・ジョーンズハリー・ポッターシリーズなど名だたる名画の音楽も担当したジョン・ウィリアムズ氏。特に全作品を通してオープニングに流れるスターウォーズのテーマは誰もが耳にしたことがある名曲です。このサウンド抜きにしてはスターウォーズの感動と興奮は半減してしまうといっても大袈裟ではないほど重要な役割を担っていると思っています。

 

 

 

さて、ここまでスターウォーズの魅力的なポイントをいくつか紹介しましたが、見返せばネタバレ盛り盛りの少々マニアックな内容になってしまったように思います(笑)

実際にスターウォーズを鑑賞するにあたってここまでの予備知識は全くといって不要ですし、気軽な気持ちで一度見てみて欲しいと思います。

最後に、スターウォーズに関するトリビアを何個か書いて終わりにしたいと思います…!

 

⚪︎スターウォーズ監督のジョージ・ルーカスは一作目のエピソード4公開当時、作品に全く自信がなく面白くないと批判されるのを恐れてハワイの別荘にこもり情報をシャットアウトしていた。なお結果は知っての通りの空前の大ヒットである。

⚪︎スターウォーズシリーズ全ての作品において、必ず「イヤな予感がする」というセリフがある。

⚪︎エピソード6でミレニアム・ファルコンが帝国軍から逃げ回るシーンで遠くに見える隕石には、実はジャガイモやスニーカーが素材として使われている。

⚪︎ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルはエピソード5撮影終盤に交通事故で顔を負傷しており、その影響でエピソード5冒頭で惑星ホスでワンパというモンスターに襲われるシーンが追加された。

⚪︎ヨーダの身長はわずか66cm、年齢はおよそ800歳といわれている。

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございました、是非一緒にスターウォーズの世界に没入しましょう!!